新型コロナウィルスの影響により、隠岐の6月のイベントのほとんどが中止となってしまいました。
ほとんどのイベントが中止となる中、前回のブログでご紹介しました、島根県からの「早く会いたいけん、今は帰らんでいいけんね」のキャンペーンでは、下記のメッセージが出されていました。
「ここ島根で生まれたそのつながりは、距離に負けるほど弱くはないと思うのです。近いうちに、いつも通り会える日が必ず来ます。」
このメッセージを信じて…笑顔での再会を…「おかえり」と笑顔で迎える日が一日も早く訪れる事を島民皆が祈りつつ、日々過ごしております。
多くのイベントが延期や中止となり残念ですが、今回は開催時の写真を交えて隠岐の6月の各種イベントと隠岐の三大杉をご紹介します。
隠岐の島ウルトラマラソン
2020年6月21日に予定されていた隠岐の島後の大きなイベント「第15回隠岐の島ウルトラマラソン」は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、残念ながら1年間の開催延期となりました。
玉若酢命神社御霊会風流
毎年6月5日に隠岐の島町の下西地区で「玉若酢命神社御霊会風流」が行われます。このお祭りは中村地区の「武良祭風流」、五箇地区の「水若酢神社祭風流」と並ぶ三大祭りの一つです。島民の間では「御霊(ごれい)」と呼ばれているお祭りで、天下太平・五穀豊穣を祈願する祭礼で八地区の神馬が駆け上がる馬入れ神事です。こちらも残念ながら中止となりましたが、開催時の写真を紹介します。
この祭礼の執り行われる「玉若酢命神社」は、隠岐の島の下西(しもにし)地区にあり、隠岐造りの本殿、随神門、旧拝殿、ともに国指定重要文化財となっています。
国指定天然記念物の八百杉
玉若酢命神社の敷地内には樹齢約二千年といわれる、国指定天然記念物の「八百杉(やおすぎ)」が神々しいまでにドンっと居座っています。樹高38m、胸高周囲 約11ⅿとされています。「隠岐の島 三大杉」の一つとされています。
せっかくですから今回は「隠岐の島 三大杉」とその周りのトピックス情報をご紹介します。
中村地区の「かぶら杉」
二つめは…中村の「かぶら杉」をご紹介します。樹齢は約600年、樹高38.5m、根本周囲9.3mとされ、昭和43年に島根県の天然記念物に指定されています。
1本の株が根元から分かれ、7本の幹となっています…が、昭和初期には大小12本の幹があったと言われています。
この「かぶら杉」の100mほど先のところに「島根の名水 ふるさとの清流 中村川 にば谷」と看板があります。この看板の指す方向に道を降ると快いせせらぎの音…。
ここで柔らかな口当たりの水が無料で汲めちゃいます。このお水で炊いたご飯や、ドリップした珈琲を飲んだら、クセになりそうな美味しさです。空のペットボトルを持って是非立ち寄ってみて欲しい隠れた名所です。
岩倉の乳房杉
そして三つめトリは…岩倉の「乳房杉(ちちすぎ゙)」をご紹介します。この杉は隠岐の島町の最高峰である大満寺(だいまんじ)山の東にあり、杉やあじさいの花が植えられている主要道から外れ、辿り着くまでに勾配の急なカーブだらけの道を延々車で約15分程進みます。
今の時期だと、沿道で紫色の「オキノアザミ」の花や、優しく咲く「山あじさい」の花がお出迎えをしてくれます。
しばらく進むと「落石注意」の看板が!!なるほど…、道脇に恐らく転がり落ちてきただろうと思われる岩が…。勢いよく走行する車に当たったら、車もポンコツになっちゃいますね。
でも注意しないといけないのは落石だけではないようです。奇妙な凹み方をしたガードレール。原因は車両追突ではないのは明らかです。
さらに進んでいくと、松食い虫の被害を受けた松が朽ちて倒れこんでいました。雨上がりの風の強い日に山登りするのは危ないとはよく言ったもので、大木が倒れこんで来たら一溜りもないですね。
やっとのことで「乳房杉」到着。
樹齢は約800年、樹高約40m、幹囲約11m、主幹は15本に分岐し、その分岐した部分から大小24個もの乳房状の根が垂れ下がっています。周りは冷たい空気が漂い、夏でも肌寒さを感じる空間で、息を飲むほど神々しく神秘的なマイナスイオンいっぱいの森の精霊が宿っていそうな大杉です。訪れる価値ありですよ。
その岩倉の「乳房杉」の帰り道、元屋(がんや)地区は、ほぼ田植えが終わり田園風景が拡がっていました。
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